2009年07月03日(Fri)【第二章「黒猫少女」】
「んぎぎぎぎぎっ！」
いつもは普通に開けている自動ドアも動かなくては力任せにするしかない。
「やっと開いた・・・」
ほう、と額の汗を拭い軽く店の
周りをブラブラしていた。
”カラン”
その音を聞き、少女は即座に後ろを振り返る。
「みゃ～」
と、のんきな声を出したのは今
少女を見上げている真っ黒な
猫だった。
さすがに少女もただの一匹の猫
で驚いた事が恥ずかしくて少し
顔を赤らめた。でも気づく。
この世界で生物を見たのはこの
猫以外・・・
気づけば猫の姿がない。
「・・・は？」
猫は止まったエスカレーターを
上っていた。
22:10
ｺﾒﾝﾄ(10)/ﾄﾗﾊﾞ(0)
[ｺﾒﾝﾄを書く]
重要なお知らせ
@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
ﾌﾞﾛｸﾞ[編集][作成]
Chip!!ﾌﾞﾛｸﾞ作成/ﾎﾑﾍﾟ/ﾒﾙﾎﾞ